「最賃引き上げへ『政府が補助金』 政労使会議で首相」(5/23 日経から)
政府は5月22日、労働団体や経済界の代表者と話し合う政労使会議を官邸で開き、2020年代に最低賃金を全国平均1500円に引き上げる目標の実現に向けた政策を議論した。石破茂首相は、中央最低賃金審議会が示す目安額を超える引き上げを行った都道府県を対象に、補助金や交付金を活用して支援する考えを示した。24年度の最低賃金は全国平均時給1055円で、29年度に目標を達成するためには、毎年7.3%の伸びが必要になる。欧州連合には、最低賃金をフルタイム賃金の中央値の60%とする指標があり、日本での導入も論点。日本はまだ5割弱にとどまる。